前日までに蓄暖用の電気配線が完了し、今日はいよいよ蓄暖本体が届けられます。いよいよ、念願の陽だまりライフがスタートするといいなぁ。
届けられた蓄暖一式。本体と蓄熱レンガです
既にリビングにある蓄暖と同じユニデールです
1個がとてつもなく重い蓄熱レンガ
2人がかりで蓄暖を2階へ運び込みます
まずは、私の部屋にやや大型のファンタイプの蓄暖を設置します。在宅中は大抵部屋にいるので、大きめの容量の機種を選びました。言うまでもなく、その分、蓄熱レンガも多く、リモコンなどの電気回路も複雑になります。
部屋に運ばれた蓄暖のボディー。
中はまだレンガが無くカラッポです
電熱線を挟むように蓄熱レンガを積んでいき
ます。レンガには電熱線を挟むミゾがあります
ドンドン積んでいきましょう〜!
スカスカだった内部も蓄熱レンガで満たされ
ました。これに深夜電力で熱が蓄えられます
蓄熱レンガで満たされると、超重量級の家電製品になります。でも、蓄暖の大半が焼き物なんですね……。一応、オール電化の象徴的な電気製品なんですけど……。
蓄暖の右側面には電気回路があります。
唯一、オール電化の電気製品らしい所です
業者が電気回路をセットしています
蓄暖完成!コンセントからは、リモコン用の100V
の電源が引かれています。これは別電源ですね
……で、これがそのリモコンです。蓄熱量、
設定温度、タイマー設定などができます
エアコンなどに比べると、深夜電力で蓄熱するという性格から細かいコントロールが苦手な蓄暖ですが、リモコンでそこそこのコントロールができます。
まず、蓄熱量。これは、深夜電力でどれくらいの熱を蓄えておくかということです。秋や春などは少量にしておけばいいですが、真冬は100%の蓄熱をせねば、夜までに放熱してしまいます。
また、設定温度はタイマーとセットで何時から何時までは何度というような設定ができます。日中の不在の時は、低めに設定しておけば自然の輻射熱で最低限の放熱をし、帰宅する頃にタイマーセットしておけば、規定の温度になるまでファンを回して室内に温風を送り込みます。そういった温度調整が可能です。
次に両親の寝室の蓄暖設置です。両親は基本的に、1階のリビングで生活しているので、寝室へは本当に寝る時しかやってきません。そのために、布団を被って丁度良い温度になるようにということで、低容量かつファンレスタイプの蓄暖を設置することになりました。ファンがない分、温度調整は、蓄暖内部のフタの開閉だけで行います。構造は至ってシンプルです。基本的に、日中はフタをして輻射熱だけで部屋を暖め、寝るチョット前に内部のフタを開けて部屋を暖めるというやり方をとるようです。
部屋に運び込まれたファンレスタイプの蓄暖
このタイプは縦方向に電熱線が伸びています
下から上に積んでいくというよりも電熱線
の奥と手前で挟み込むというやり方です
そうして、奥のレンガをセット完了
手前にもレンガをセットして、レンガセット完了です
そして、手前にカバーを取り付けます
こうして設置完了。下からの空気が内部で
暖められ、上の穴から抜けていく方式です
蓄暖と壁の間の隙間はこんなもの
こうして、蓄暖が設置されました。でも、深夜電力で一旦蓄熱しなければならないので、言うまでもなく設置した日は全く暖かくありません。また、一気に100%蓄熱することはできず、初日は20%、2日目は40%というように徐々に蓄熱量を増やしていくので、100%蓄熱にするには、ちょっと時間はかかります。
……で蓄暖が入った生活は、実に快適です。部屋で凍えることもなく、エアコン不使用なので電気代もかかりません。深夜電力で暖めるので寝起きはほのかに暖かで最高です。やっぱり、寒い地域では蓄暖は必需品かもしれません。原油価格が高騰して灯油が以前の2倍になったという話しを聞きました。蓄暖に変えてからの電気代が安くなったことを考えると、なおさらこれからの暖房は蓄暖だなと思うのでした。これから、新築される皆さんは最初から蓄暖は予算に入れておかれることをオススメします。外気温が氷点下になる地域に住んでいる人は冬の暖房はエアコンでは絶対に無理です。