富山のパルコンの建築では、建て方の1週間ほどだけ現場に現れる男がいる。
そう、それは我らがアイドル、H川さんこと「おっちゃん」である。腕っぷしは太く真っ黒に日焼けした顔でガタイはいいが、ボディービルダーではない。しかし、泣く子も黙る数少ないパルコンのビルダーである(意味不明)。
その、建て方の1週間だけ現れる筈のおっちゃんが、何と内部造作が始まったS端邸に現れたのだそうな。それについて、S端さんのコメントです。
「昨日偵察に行ったところなんとおっちゃんがいらっしゃいました。なんと忘れ物を取りにきたそうです。
以前から、電気温水器をおくスペースに建て方の時に使った支えの金具が取り付けたままなのでいつまでつけておくのだろうと不思議に思っていました。おっちゃんが外すのを忘れていたそうです」
……とのこと。
確かに、電気温水器を設置スペースは家の反対側の凹んだ箇所。チョイと目立たない。基本的には仮止めの鉄パイプは家の内側に付けられるもの。それだけに見落としてしまったのでしょう。
ま、手術でメスやガーゼをお腹の中に置き忘れてくる医療ミスと違って、とんだトラブルにならないミスなのでご愛嬌。たまにはおっちゃんもこんなことやっちゃうんですね(笑)。
恐らく、外壁の仕上げに入る段階で業者かS原さんが見つけたんでしょうね(あくまで推測……)。
何はともあれ、おっちゃんにまた会えてラッキーでした。
ふくよかなお腹のおっちゃん再来です。
黙々と仮止めの鉄パイプを外してます
エアコンの設置場所に印が付けられ、
ダクトの穴が開けられていたそうです
アトリウムの開口部には注意書き。でも、
手摺りがこれでは実に頼りないなぁ〜
玄関横に姿を現した真っ白なフローリング。
S端さん、チャンと型番をチェックしました!
正面の両サイドにそびえるパルコン板の壁。
内側には木コン模様が付けられていました
左の断熱材が張られた断熱ブロックと、
右に普通のブロック。何に使うんだろう?
パルコン板は製造の仕方の都合で、両面に木コン模様を付けることができません。それなので、両面を打ち放し模様にしたい場合は、片面は後で彫って着色するという手順をふみます。
ただ、やはり鏡面のような打ち放し面になりませんし、パネルのような格子状のスジは入りません。
また、S端邸に、断熱ブロックではない、普通のブロック(タイル?)が搬入されていました。一体何に使うのだろうか?あくまで私の推測では、2階の勝手口から出たベランダに敷くのではないかということです。その下は、電気温水器が設置されるので屋外扱い。そうなれば断熱ブロックでなくていいハズ。でも、我が家では玄関上のベランダは断熱ブロックを敷いているんですよね〜。