Palcon Station:Presented by Kotsuwo



最新のPalcon写真

Palcon Station製作マシンがピンチ!

ただでさえ、レビューと言いながらパルコンから脱線しているこつをですが、さらに脱線させていただき、趣味の世界に入りたいと思います。このテのウンチクはウルサイですゾ。


私の本職は、DTPオペレーター。特に画像処理を中心にやっております。勿論、DTPならMacintosh!

しかしながら、プレイベートではWindowsを扱っているマルチな男であります。昨年9月に先代のパソコンがヘタりまして買い替えを検討したときに、それまでの家電量販店での購入をヤメて最近ハヤリのメーカー直販のパソコンを購入することを決意しました。自称セミプロのフォトグラファーなので、プライベートでもそこそこのスペックのマシンを使いたいという願望からです。そうなると、量販店で売っている万人受けのマシンでは、テレビ機能やら余計なソフトなどゴタゴタついていて使いにくい上にスペックも不十分。ダイレクト販売なら、自分で好きなようにカスタマイズできるのです。そして、意外と安いもの。

私はそれまでは、専らSHARPのパソコンを愛用していたのですが、ここでNECに方向転換。なんせ、使い方が激しいのでパソコンの故障が「保証期限が切れた頃に」確実にやってくるという、甘酸っぱい思い出がありまして、サポートではナンバー1のNECに決めました。そうなると、NEC直販で有名なのが「NEC Direct」を訪れる。


自称セミプロのフォトグラファーですので、デジカメ画像なども扱います。仕事でもマイマシンを持ち歩くのでロケなどではノートが便利。最近はカメラRAW形式で撮影することが多いので、それでもスペックは犠牲にしたくない。そういう条件で、ここの直販用のノートパソコンの「LaVie Gシリーズ」で物色する。それで手に入れたのが、今のマシンです。


DTPで生まれ育っている私にとっては、某マイクロソフトのオフィス系は実に苦手意識がある。その反面、ドップリAdobe信者なので従来から持っていたのが、DTP関連の三種の神器と言われるソフトがセットになってオトクな「Adobe Creative Suite 2 Standard icon」である。単体で買っていくとバカ高い製品が信じられない価格になって手に入るので、巷で話題になったセットである。勿論、フォトグラファー御用達の画像処理ソフトの「Adobe Photoshop CS2 icon」もセットになっている。


しかし、時代の流れと言うもので、メディアの媒体は「ペーパー」から「ペーパーレス」へ。印刷物は情報伝達の「Only one」から「One of them」になりつつある。ニュースは新聞からテレビへ、そして、Webへ……。個人でも情報発信なるものができるようになってきた。それなら、ワタシもホームページの1つや2つくらいは……と、こじんまりとしたサイトでも作り出した。しかし、あくまで傍らの趣味の世界なので、ホームページ製作のソフトとしては、利用者が最も多いと言われる「IBM ホームページ・ビルダー icon」を購入し、素材作りはDTPの恩恵を受けて「Adobe Creative Suite 2 Standard icon」で、レイアウトはビルダーで……というワークフローを構築していったのだ。


しかし、個人的に多機能すぎるのはあまり好きではない。確かにビルダーは非常に便利な機能がついているが、それ故に細々したことがやりにくいという難点があり、ついにコチラもAdobeに走ってしまった。それで、購入したのがAdobe GoLive CS2 icon」である。こんなことなら、最初からこれもセットになっている「Adobe Creative Suite 2 Premium icon」を買っておきゃ良かったと後悔したが後のカーニバル……。

パルステ製作中
パルステ製作中の私の愛機。動作しているのは
CSS対応のAdobe GoLive CS2 iconであります!
パルステ製造ソフト
そして、こちらがホームページ作成に使っている
こつを御用達のAdobe製のソフト達なのです

そんな環境で作られているのが、このパルステなのです。そして、いつものように鼻歌交じりで更新作業をしていると、突然画面が音も立てずに真っ暗……。

労働基準法を完全ムシして過酷な作業をさせ続けてきた報いがついに来たか……と思った瞬間!後ろの排気口からショートしたときのような花火が……!思わず「た〜まや〜♪」

最近はパソコン依存症なのか、今まで付き合ってきたパソコンがメーカー送りになって入院している最中は具合が悪くなった。大抵の場合は1週間は入院していて何もできん。しかも、戻ってきたときはハードディスク交換やらで完全に記憶喪失を起こしていて、ボクと過ごした甘酸っぱい日々のことなんか完全に忘れてしまっているのだ。果たして今回の場合は「パルステ」のデータは大丈夫か!?

すぐにサポートセンターに電話したところ、さすがはサポートナンバー1のNECというだけあってアッサリ繋がった。淡々と応答されたものの、「煙が出た」……と言った途端、オペレーターが焦って「今晩受け取りに行きます!」ということになった。フツーは運送屋が梱包セットを持ってきて預かっていくらしいが、これはワケアリのようだ。何はともあれ、スグに対処してくれそうだ。でも、その晩やってきたNECの人は「最短でも1週間ですね」ということだった。原因はマザーボードのコンデンサーの破裂。対処方法は、マザーボードの交換という安く見積もっても5万円はかかる修理である。しかし、NECの「3年間安心保証」なるものに入っていた私は無償で修理!ついでに、クタクタになっていたキーボードの交換までオネダリしてしまったのだが、無償であって嬉しいことだったのだ。


……そして、1週間を待とうとしたが……2日後、NECから電話がかかってくる。しかも、富山の営業所だ。

電話に出てみると、修理終わりましたとのこと。思わず「はぁ!?」と言ってしまったが、部品を大至急取り寄せて、本来なら工場に送って修理する所を富山で直してしまったとのこと。しかも、キーボードの交換までやってくれたというのだ。1週間は覚悟して具合が悪くなる直前だったのに、実際は1日半で手元に戻ってきたのだ。しかも、ハードディスクは無傷。その上、無償!!

発火した箇所
ここから、「シュボッ!」と花火と音を立てて
ウンともスンとも言わなくなってしまったのだ
修理伝票
これが修理伝票。予定日は1週間後
だが、5日以上早い仕上がりに感動!

何はともあれ、私の好きな本にあったのが「渡辺崋山の『商家の銘』」というもの。商売の秘訣を記したものである。


(一)召使より、早く起きよ。

(一)十両の客より、百文の客を大切にせよ。

(一)買手が、気にいらぬ品を返しにきたならば、売るときよりも丁寧に受けよ。

(一)繁盛にしたがって、ますます倹約せよ。

(一)小遣いは、一文より記せ。

(一)店を開きたるときのことを忘るな。

(一)同商売が近所にできたらば、懇意を厚くし互いに励めよ。

(一)出商を開いたら、三ヵ年食料を送れ。


……といった8か条である。

特に、今回のことは2番目と3番目が「ホントだな〜」と思わせるものだ。このことの解説にはこう書かれている。


「ややもすると金持ちを大事にし、貧乏人をおろそかにしがちであるが、貧しい人たちを大切に、その味方になってあげなければならない。どんなに自分の都合が悪くとも、常に相手の立場に同情し、丁寧に応対することが大切である」


なかなかできないことであるが、本当にその通りである。

欠陥品、トラブルはあってはならないことだが、人間である以上は不可避であると思う。しかし、問題はその時の対応だ。

世の中を見てみると、一連の不祥事というものは、欠陥隠しやらトラブル隠しというものから起こるものが多い。逆に不良品などがあった場合に極力早めに「言い訳をせず」に事実を公表し、すぐに応対をした方が、一旦は嫌われるだろうが、すぐさま信用は増す。逆に、隠蔽したり、シブシブの応対をしていると一顧客からの損失は抑えられるかも知れないが、すぐさま不信用につながり会社の不信用を招き競争に負けていく。

今回のことは、保証から1年は経過していた。しかし、3年間保証に入っていたとはいえ無償で行い。電話でも営業の人も何かにつけては「本当に申し訳ありませんでした!」と平謝り。本当なら、「ここまでは、私の責任ですが、ここからはオタクの責任ですね」と「過失割合」を付けたがる。しかし、NECにとってビタ一文儲かるどころか、出費が増して赤字になる仕事なのに、何と潔いことか。ますます、NEC製品に対する信用が増したのは言うまでもない。


何かがあったときに、気持ちよく受け「スグ」に対応するのが大事と自省せずにおれないNECとのやりとりでした。

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