ついに初雪が降りました&積もりました。まだまだショボショボですが、結構時期的には早いかと思います(昨年の様子は建築日誌を参照ください)。
パルコンライフがスタートしてから初めての雪です。そして、我が家のパルコンもうっすら雪化粧です。パルコンの耐積雪性能を確かめるほどの積雪ではありませんが、「いよいよだな!」と気合が入りつつあります。
降りだした頃に私の部屋の窓に付着した雪
サッシの枠にも少〜し積もりつつあります。
そして、樹脂サッシにうっすらと結露が……
急な冷え込みですので、蓄熱式暖房機の蓄熱量を80%から100%MAXに引き上げました。……とは言っても、この設定が生きるのは一晩蓄熱した明朝からなんですけど……。ファンのランプも点灯して部屋を暖めてくれています。
蓄暖のコントローラーです。80%です
ボタンをチョチョイといじって100%に!
この急激な寒さに便乗して、家のあちこちに結露も発生していました。ペアガラス+樹脂サッシという組み合わせでも結露はやっぱりあるものですが、普通のアルミサッシが採用されている大開口部のビル用サッシはかなりヒドかったですね。あと、意外な場所でも結露は発生していました。
玄関横にあるスリット状のFIX窓は、ペアガラスと
樹脂サッシの組み合わせですが結露していました
唯一樹脂サッシでない大開口部のビルサッシ
は汗かきまくり。ガラスはサッシ枠付近が結露
和室の障子戸を開けると、ペアガラスが曇って
いました。やはりサッシ枠付近が結露しています
サッシ枠付近はホレこの通り。中心に行く程
結露の粒が細かくなっているのが分かります
サッシ以外にも郵便受けの取り出し口の上部
も結露していました。外と繋がっているからねぇ
和室の上のテラスもうっすら雪化粧
玄関前もうっすら積もっていますね。アプローチの
白いタイルでスリップしないように気をつけましょう
植栽も無事。雪囲いの実力はまだ分かりません
シャーベット状の雪に更に積もっていきます
朝のテレビで流れていた天気予報。雪です
路面にも若干の雪が……。なぜか消雪装置
は稼動していませんでした。何でやねんっっ!
インターロッキングの上にも若干の積雪
今回は初雪ということと同時にかなり雷がヒドかった。太平洋側に住んでいる人は想像もできないのでしょうが、富山の冬の雷はジョーシキ。「ブリおこし」とも言われますが、上空に積乱雲が発達して、かなり頻繁にドラム缶を転がしたような音を立てて雷鳴がとどろきます。そして、結構落ちるんですね。そして、よく停電にあうんですワ……。
下記は、地元ローカル紙の1面を飾った記事です。都市部で「配電盤が故障した」だの「テレビアンテナへの落雷で電化製品がショートして天井版がめくれ上がった」だの「JRの駅構内に落雷して信号機が故障した」だのフツーに起きています。
この日の落雷の被害を報じる某地元紙
「まさか自分のところに落ちないだろう」は、大間違いで、近くに落雷があったというだけでも電線や電話線を伝ってきてFAXが壊れたというのはよく聞く話。挙句の果てには電気を逃がす為のアースが災いして、地面から雷の電流が逆流してきて、アースに繋いであった家電製品がパア、ということも珍しくない。
「電気はいつも同じように供給されている」という迷信があるようだが、実は不安定で、雷が落ちなくとも電気製品が増えれば、そうした危機からのノイズが発生し、他の機器を不安定にすることもある。冷蔵庫やテレビ、プリンタなどが動き出すとノイズがグンと増える。こういうものが、パソコンやハードディスクなどの精密機器を不安定にする。言うまでもなく、落雷によるノイズは最悪で、「過電流(サージ)」と言って一気に極端に多くの電流が流れてくる。家のブレーカーが落ちるまでに家電製品に過電圧が届いてしまうから大変だ。
また、落雷による停電で……という被害も、昔のような家電といえばテレビ・冷蔵庫・洗濯機・掃除機……という時代なら電源が切れるだけで、せいぜいタイマーが狂うくらいであった。しかし、今やどのご家庭にもパソコンがあるという時代。常にハードディスクが高速で回っているパソコンの電源が急に切れたらどうなるか?システムのシャットダウンができなくて……とか、作成していたワード文章が吹っ飛んだならかわいいもの。ハードディスクそのものが大破して起動すらしなくなったり、修理に出しても今までのデータが復旧できなくなったりする。仕事関連になれば最悪だ。
ここまで慎重になるのも当然で、私自身が経験者であるからだ。DTPを生業としている私にとっては、1つの雑誌やパンフレットなどを作るのは大変な手間がかかる。1日かけて数ページずつ作っていくのだが、ある日突然、落雷で停電になり、ハードディスク高速回転中に「カリッ!」という音を立ててハイさようなら……、となってしまったのだ。MOにバックアップとってあったものはいいが、ハードディスクに取り残されたデータは1から作りなおさねばならない。そこで、職場でも私個人でもいろいろな対策をしたので、紹介しておきたい。特に北陸に住む人間には是非とも入れておいていただきたい自衛手段だ。
雷サージフィルタに特化したTHUNDER
GUARD はノートPC専用に使っています
こういうサージフィルタ付きのタップは、
その他の家電製品を守るのに使用
上に紹介したように、我が家は父も私も画像データを扱う仕事をしているので、パソコン内蔵のハードディスクはすぐいっぱいになってしまうし、……かといって、CDやDVDといったメディアを使うと捜すのも面倒だし、時間もかかる。そういうことで、パソコンなしで直接LAN接続してサーバーのように共有できるハードディスクを使っています。バッファローのLinkStation(HD-HG-250LAN) という製品。1000BASE-Tで接続できるので、重たい画像データもサクサクと読み書きできるスグレモノです。ただ、ネットワークに接続しているだけあって常時稼動せねばならず、コンセントを抜くわけにはいかず、私のノートPCと共に真っ先に雷にやられそうなものだ。前々から、上にあるような雷サージフィルタに特化した「THUNDER GUARD 」というものは、ノートPC用に使っていた。小型で下手なタップよりも耐えられるので使い勝手がいい。今回も同じものを買い足そうと家電屋に行くが見当たらない。仕方がないので、数あるノイズフィルタ機能付きの電源タップ から、コードがジャマにならないものを選んで取り付けた。
翌日、両親も「テレビとかに付けたいから、どこに売っているか教えてくれ」と言われ教えたが、こういうコンパクトタイプのものは昨日一日で売切れてしまっていたようだ。やはり、皆さん考えることは同じとみえる。
サージと言ってもコンセントだけが入口になっていない。そう、電話線も銅線なので電気を通す。電気を通すから雷も通してしまうんですね。その為に、FAXがやられたというのはよく聞く話である。最近はパソコンも電話回線からのADSLを使ったブロードバンドをやっているが、これも繋ぎっぱなしなのでパソコンもやられかねない。先ほどのTHUNDER GUARD なら、電話回線の口もあるのでオトクと言えばオトク。でも、NTTの「Bフレッツ 」や東京電力の「TEPCOひかり 」などが提供している、FTTH(光ファイバー)なら電気を通さないので安全である。@niftyなどでは、キャンペーンで工事料などの初期費用をサービスしてくれたりするので対策の一つとして乗り換えするのも安いものかも知れない。
あと、私の場合はモバイルを前提としたバッテリー内内蔵のノートPCを使っているので関係ないが、デスクトップPCを使っている人に是非とも入れていただかねばならないと思うのが、前述の落雷による突然の停電対策のモノだ。俗に「無停電電源装置(UPS)」と言われるもの。そもそも、落雷などなくても意外に起こっているのが「瞬断」という現象。電気が瞬間的に無供給に近い状態となり、マシンが突然再起動してしまうトラブルの可能性があるから怖い。せめて、作業中のファイルくらいは保存して安全にシャットダウンするくらいの時間は確保したいということで、活躍するのがUPSなんですね。
実は、私が仕事で使っているMacintoshもコレにやられてUPSを入れました。「備えあれば憂いなし」と言われるが、年に数回、このUPSにはお世話になっているから必需品である。ところが、これが意外と高い。廉価版と言ってもサンワサプライの出している5分間持つタイプの「UPS-420D 」が2万円弱。しかも、バッテリーの寿命が4〜5年間というから困ったものだ。ただ、最近はタップ型で3分間供給できる格安版の「OMRONローコストタイプ無停電電源装置 」が9千円チョットで出ているからオトクかもしれない。こういうのにはサージフィルタも付いているから更にサージ予防にいいと思う。
何はともあれ、何事もなくこの冬を乗り切りたいものです。皆さんもお気をつけくださいね!