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床の間にカビ発生!?

とてつもなく寒い冬を迎えておりますが、暫く無縁だった「カビ」を発見してしまいました。

その場所は和室の床の間の壁。

とりあえず、ご覧いただきましょう。

床の間
我が家の床の間です。白の矢印で示した
右の2箇所の角にカビが発生しています
床の間のカビ(右上)
これが右上のカビです
床の間のカビ(左上)
右下のカビです。ちょっと多い?
床の間の天井
床の間の天井ではなく、床の間の前の
和室の天井にタルカスのダクトがあります

そこで、私なりの推測なのですが、どうも和室はタルカスがうまく機能していないように思うのです。

総合的に考えて和室は空気が澱みやすい。更に、上の写真でお分かりかと思いますが、タルカスの給気ダクトが床の間の天井ではなく、床の間の前に取り付けられています。その為、隅っこからの気流ができずに床の間の内部が澱んでしまったのではないかと思うのです。

そうでなくても、和室の出入口にしても押入れにしても、ふすまが使われると思います。でも、これって密閉度が高いんですよね。

和室の入口(リビング側)
これがリビング側のふすま
和室の入口(廊下側)
そしてこれが廊下側のふすまです

……というように、ふすまはピッチリと塞いでしまいます。ドアならアンダーカットがあるので、そこから室内の空気が廊下に排気されるのですが……。

普通のドア
我が家のドアのある部屋です
ドアの下のアンダーカット
ドアの下にはアンダーカットがございます

タルカスは、基本的に一軒の家で「給気+循環」が1つ、「排気」で1つの装置(モーター)が稼動しています。その為、各部屋の給気ダクトや排気ダクトには動力は全く付いていません。ただ、穴があるだけです。

そして、給気口も排気口も一軒につき1つずつあるだけなので(2階トイレとキッチンの排気は除く)、家全体でシーリングダクトという微妙なバランスで「給気」「循環」「排気」がなされているんですね。

そして、各部屋の給気は天井に取り付けられたダクトからなされるのですが、排気が問題だったりします。通常の洋室なら先ほどのドアのアンダーカットから排気されます。これはクローゼットなどの収納でも同じことが言えます。ここら辺のことは「タルカス-e」のカタログを見ていただければお分かりかと思います。そして、1階にある部屋のうち大体2部屋に関しては床に穴が開けられて、そこから床下へ排気し、床下の空気の流れを作ることになります。

ところが、和室はどうか?先述の通り、ふすまにはアンダーカットがありません。……かといってアンダーカットのあるドアを採用する家は、滅多にないでしょう。更に、和室の収納と言えば押入れです。これまた、ふすまを採用するでしょう。

洋室のクローゼット内部に関しては天井にタルカスのダクトが取り付けられ給気がされ、押し出されるようにアンダーカットから排気がなされていきます。これで、クローゼット内部には気流ができることになります。

では、和室の押入れはどうかといいますと、クローゼット同様に天井にタルカスのダクトがあって給気がなされるハズなんですが、押入れのふすまっていうのもアンダーカットがなく密閉度が高い為に排気口がない状態になります。したがって、給気もうまくされないので、押入れの中は澱んでしまってカビが発生しやすくなるワケです。案の定、我が家で真っ先にカビが発生したのが押入れの中の布団でした。

これを回避する為に、押入れも和室のふすまも数ミリ開けておくことにしました。これで、少し解消されたワケですが……。でも、和室にはアンダーカットが作りにくいということを考慮したタルカスの設計も望みたいものです。ふすまの下部に目立たないスリットのようなものを作れませんでしょうか?ブツブツ……。

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