Palcon Station:Presented by Kotsuwo



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PLCで特殊な配線せずに有線LAN!

最近は猫も杓子もブロードバンド時代で小学生でもネットでいろいろとやる時代になりました。一家で数台パソコンを所有し、インターネットにしてもモデムから直接PCへ、ではなく、家中にLAN配線してネットを楽しむ家庭も増えてきました。

そんな昨今、無線LANの登場で特殊な配線工事をしなくても、手軽に家庭内LANが組めるようになりました……が、私の所にやってくる問い合わせメールでもLAN構築に関するものが多く、以前にも当学習館でも「パルコンでの無線LAN大検証!」を行いました。

皆さんもご存知の通り、パルコンは鉄筋コンクリート住宅ということで、たかが壁1枚であっても電波をなかなか通さず苦戦します。まして、フロアの間に存在するスラブ板を挟んだ暁には絶望です。

LANの差込口
我が家に3箇所配線した有線LANのモジュラー
工事中のLANボックス
建築段階から配線工事の必要があります
LANケーブル配線中
特にパルコン板の中を通す時は大変です
無線LANルータ
だからと言って、無線LANは至難の業!

出来ることならば家中に有線LANを張り巡らし、各所にLANの差込み口を設けたいところです。そうなってくると、建築中の工事が必要不可欠。しかし、ケーブルを張り巡らせるには予算の都合もありますし、将来どのようにライフスタイルが変わっていくか分かったものじゃありません。特にネット環境なんかは1年経てば、丸っきり状況が変わりかねないだけあって、パルコンのプランを練る段階でモジュラーの配置なんて決められるものじゃありません。


だからと言って、レイアウトは無限大の無線LANにしたって、検証実験を行った頃の無線LAN事情とは異なり、最近ではBUFFALOの「WHR-HP-G54 icon」とか、I・O DATAの「WN-GDN/R-S icon」なんかは電波が強いので、各階に子機を設置すれば、場所によって繋がりにくいところがあるものの無線LANは可能らしいという情報もあります。

しかし、ネット環境は安定しているにこしたことがありません。ネットで動画を見る時代になりましたので、途中で固まったりされたらストレスが溜まって仕方がないことだと思います。このネット環境に関しては、パルコンオーナーの永年の悩みでありました。


そんな所に出てきたのが、「PLC」という技術を用いた、I・O DATAの「PLC-ET/M-S」というもの。

PLC-ET/M-S
これがI・O DATAの「PLC-ET/M-S
PLC-ET/M-S詳細
本体は、このようになっております

「PLC」とはPower Line Communications」の略で、日本語に訳せば「高速電力線通信」というもの。決してPALCON(パルコン)の略じゃありません。

家中に有線のネットワーク環境を築くのに、大抵の場合はLANケーブルとかイーサネットケーブル言われるものを張り巡らせるのですが、このPLCは、家庭の電力線をネットワークケーブルとして兼用するというもの。従って、コンセントの差込口がネットワークの入り口となります。コンセントがあるところならば、ネットが出来ちゃうということです。

コンセントなら、プランを練る段階で各部屋にコンセントは配置します。パルコン板にだって、電力線の配管は行いますので、どんな小部屋にだってコンセントが配置されます。これで、どこでもネットができちゃうワケです。階を隔てるスラブ板だって、電力線が貫いていますので全く問題がありません。

レイアウトの自由度は、「有線LAN以上、無線LAN以下」。安定性やセキュリティなんかは「無線LAN以上、有線LAN以下」となるでしょう。ただ、これは一般家屋におけることであって、パルコンにおいては無線LANにはレイアウト制限がかなりあると思います。そうなってくると、このPLCは、パルコンオーナーにとっては、ネットワーク構築の力強い味方になるのではないでしょうか?

現在、我が家には有線LANの差込口は、3部屋にしかありません。無い部屋の方が多いんですね。今後、そういった部屋でネットをしたくなったら……?大掛かりに壁や天井に穴を開けるような工事はしたくないし、ケーブルむき出しの配線はしたくない。無線LANも頼りないことを思えば、かなりの有力候補です。

PLCによるネットワーク模式図
各部屋にコンセントがあれば、ネットが可能!

複雑な配線をしたければ、コンセントからPLCのアダプターでイーサネットに変換し、その先にHUBを設ければ済む話。2台以上のPLCアダプターがあれば、電力線だけで家庭内ネットワークが構築できちゃう訳です。

電力線を用いているということで、電化製品のノイズが入ることがあるそうですが、それでも無線LANを使うよりは安定しているのではないでしょうか?

何はともあれ、必要箇所だけPLCアダプターを揃える必要があるということがありますが、子機1台で13000円ほど(PLC-ET/M)。親機と子機の2台がセットになったスターターパックであっても21000円ほど(PLC-ET/M-S)なので、有線LANの配線工事をすることを思えば安いものじゃないでしょうか?何よりも無線LANに匹敵する自由なレイアウトを、手に入れられるのは良いかもしれませんね。


……とはいえ、無線LANといいPLCといい、実際購入してみたはいいけど思ったような環境が整わなかった……となったら勿体ないですよね。PLCアダプターは数社から出ていますが、IO-DATA製のPLCアダプターならば直販サイトのioPLAZAにて購入すれば、若干の手数料がかかるものの「お試し30日サービス」の対象商品なので利用してみるのもいいかもしれませんね。

玄関でPLC
玄関のコンセントでネット接続♪
廊下でPLC
廊下のコンセントでネット接続♪
洗面所でPLC
極端な話、洗面所のコンセントでも♪
トイレでPLC
トイレでだって有線LANに接続できます♪
屋外でPLC
更に極端な話、屋外でだって……♪

まあ、一つの選択肢として検討するのもいいのではないでしょうか?


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