誰しも、マイホームを建てる時は「これだけは譲れネェ！」というコダワリというものがあるものです。それが照明であったり、何が何でもホームシアターだとか……。

我が家もいろいろとコダワリがありますが、中でもシブいのが和室の畳のコダワリ。

大人しく、普通のイ草の畳だとか、展示場に使われていた畳を使えばいいものを、妙にこだわってしまったのが化学畳の「ダイヤロン畳 」というモノ。

天然イ草の畳に比べ化学繊維（ポリプロピレン）を畳表に使っている為に、畳につきもののダニなどがわかず、敷いた当初は青々としていた畳がすぐに黄色く変色してしまうようなことは起こりにくく、しかも水に強い。全国の旅館でもかなり使われているというから、ハードな扱いにも対応できそうだ。また、暴れん坊将軍がたくさんいる幼稚園などでも採用されているというから、長持ちなパルコンにはもってこいの畳と判断し採用決定！「え〜、化学繊維なんでしょ？」とビニール製の安っぽく人工的な畳をイメージしていたが、本社から取り寄せた畳表のサンプルを見た感じでは天然イ草そのものということに驚く。唯一違うのはイ草の香りがないということくらいであろうか？

本社に資料請求したところ、これでもかという
ほど、様々な製品のパンフレットが届けられた

カタログには、色とりどりな畳表の
サンプルが数枚添付されていました

そうして、引渡し目前の３月２９日に、１０畳の和室にダイヤロン畳が敷き詰められました。

和室にダイヤロン畳が敷かれました

畳のアップです。天然イ草の畳と見分け
が付かないくらいにソックリな畳表です！

ご覧の通りに敷かれましたが、これが天然イ草の畳ならどうなるか……ということですが、知り合いのお宅にお邪魔して畳を見ました。

これが築数年経った天然イ草の畳の表面です。
このイ草も古くなってペリペリにチギれつつあります

古くなった畳の上を歩くとクツ下に「イ草クズ」が
ついて、これが、さらにカーペットなどに付きます

お見苦しい写真を掲載し恐縮ですが、古くなった畳の上を歩くと、ささくれた「イ草クズ」が靴下に付きます。そして、これでカーペットの上などを歩くとカーペットに食い込んで掃除が大変……。また、アレルギーの元にもなります。そういうのがまず出ないということで非常に衛生的な畳なので実に快適です。

他にも、テレビを見て「ここまでやるか！？」と思ったのが、某旅館の浴場に敷き詰められた「耐水タタミ 」である。女将さんがおもむろに浴室に敷かれた畳の上にガンガンお湯を掛けていくものでしょうか？さすがに我が家では畳をオフロに敷く気はさらさらありませんが、女将曰く「歩いた感じが柔らかい」「滑りにくい」というのがありました。

また、クリーンということに追い討ちかけるように「『循環型』ひかり触媒仕様 」というものもあります。自ら有機物を分解してしまってクリーニングするというのだからスゴい。

そんなワケで、最近やかましいシックハウス対策にもなりますので、「強いパルコン」に「強い畳」ということで、オススメの畳であります。