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カーポート問題決着と録音のススメ

9月20日のカーポートの設置以来、150cm積雪仕様でお願いしたのに100cm積雪仕様で施工してしまった、ということで問題になっていたカーポート問題。なんやかんやありましたが、一応決着しました。


この問題、冬が来るまでにカーポートを建ててしまおうということで発注先をどこに依頼するかというところまで遡る。3月くらいに近くのホームセンターにあるエクステリアコーナーを闊歩していたところ、何とカーポートも物置も決算間近の為か破格の価格で譲ってくれるというのだ。立山アルミの150cm積雪仕様のカーポートが100cm使用のカーポート並に安くなってお買い得。これは買いっしょ、ということで家族で相談。念のため、外構工事を依頼した大成ハウジング富山にも聞いてみると、ヤリ手営業T腰さんが「あぁ、ウチでもそれくらいでできますよ」とのこと。ならば、土間コンの下の配管などもよ〜く知ってござる大成さんにお願いしましょう、ということで話を進めることになった。ちなみに物置は、そこのエクステリアコーナー(Y村商事さんといいます)の方が安かったので、大成では施工しておりません。(9月16日のヨド物置(ヨド蔵MD)設置を参照)


そして、外構工事の打ち合わせに入っていく。まずは、100cm仕様か150cm仕様かというハナシなのだが、ヤリ手営業T腰さんからは「ウチでは150cmをオススメ」とあったので、迷うことなく150cmで進めてくださいということでお願いした。このことは、建築日誌にアップしているS端さんもカーポートの話題になったときに150cmで勧められたと言われていました。確かに、暖冬やら地球温暖化と言って降雪量は減っているのは分かる……が、38豪雪のように、いつなんどき大雪が降るか分かったものじゃない。しかも、日中にドカドカ降ってくれば雪下ろしもできようが、寝てからドカドカ降られて1晩で100cm以上の積雪でもあろうものなら雪下ろしなんてできる筈がない。それこそ、カーポートもろとも愛車たちがクラッシュしてしまう。ちなみに、ドカドカ降っていると言っても「ドカドカ」音を立てて降るワケじゃない。そんな音がするなら目が覚めて雪下ろしやってます。実に静かに「しんしん」と降ります。

んでもって、直前までは立山アルミ製で行こうと思いましたが、サッシ類と色を合わせるためにもトステムで行きましょうということで、トステムのカーポートになった。カタログも見せてもらいましたが、2台並列×2台縦列の4台モノのカーポートはカタログを見ても100cmとしか書いていない。「へー、これで150cmのものってあるんですか?」と聞いたところ、「あります」ということなのでお願いしたのだった。


そして、数日後、設計図と見積書をヤリ手営業T腰さんから受け取り、じゃあお願いしますということになった。

その時、受け取った見積書が下である。

最初の見積書
これが毎度おなじみの見積書。額は約76万円
見積もりの項目
これが項目欄。150cm仕様とか100cm仕様
とは書いてなく、商品名などが記載されている

実は、ここの項目には「テリオスポート3000」「標準柱12本」と書いてある。しかし、この品名は100cm仕様のものであって150cm仕様のものではなかった。150cm仕様のものは「テリオスポート4500」「標準柱16本」となるらしい。ここをカタログなどと照合しながら見ていけば、間違いを見つけることが出来たはず。しかし、この見積書を作成するのは工事部の敏腕現場監督S原さん。そこから、ヤリ手営業T腰さんが受け取って我々に提示するのだが、T腰さんも150cm積雪仕様だと思い込んでいるので、そのまま我々の元にやってきた。我々も型番やら柱なんて分からないが150cm仕様で話を進めているので、何の疑いもなく「じゃあ、この値段でお願いします」となった。

しかし、結局はカーポートが建ってから、我が家もT腰さんも100cm仕様で進んでいたことが分かり、見積書を見てみれば100cmのものだったということが分かった。確かに、白い紙に黒いインクで書かれているれっきとした証拠だから、裁判沙汰にでもなろうものなら、見積書に書かれている内容をしっかり確認せずにサインしたとして我が家が負けるであろうが、打ち合わせで大成側も我が家も150cmの自覚で進めていたのにこうなったのでは納得がいかない。そもそも、大成の営業ですら見積書の間違いに気づかないのに一般ピープルの我々に気付けというのは酷な話だ。そもそも、項目欄に「150cm」とかいう文字が書かれていれば分からないでもないが、3000とか4500とかいう数字を列記されても、柱の本数が12本だ16本だと言われても分かるはずがない。そこで、長々と話し合いになったのだ。そして、ある日、ヤリ手営業T腰さんが取締役管理部長を連れてやってくることになった。なかなかデカイ問題になったものだ。

取締役管理部長
今回、来られた取締役管理部長さん(名刺)

話し合いで、今までメモやら何やらとってやっていたものの、イザという時に「言った言わない論争」になるのはイヤなので、私の携帯電話DoCoMoのSH900iのボイスレコーダー機能を使って録音してました。

SH900i
愛用のSH900i。試供品の16MBのminiSD
カードが付いていて、かなり記録できるのです
ボイスレコーダー選択画面
最近の携帯電話はメールやカメラ機能は
当たり前。ボイスレコーダーも付いています
ボイスレコーダー操作画面
試供品の16MBのカードで2時間弱は録音可。
上写真は既に写真を2枚くらい記録してあります
パソコンにデータを取り込む
カードでパソコンに持って行くのも可。
30分の録音で約4MBという軽さです

これでイザという時に証拠になります。でも、所詮は携帯電話なので音質が悪いので、ちゃんとしたものを使った方がいいかもしれません。最近ならICレコーダー iconもいろいろとあり、安いもの iconでも、28時間連続録音可能で1万円チョットくらいであるようです。1日中休みなしで打ち合わせなんてことはないでしょうから、これだけあれば十分でしょう。ICレコーダーは、私のような出版業界の人間でも取材で活用しています。コンパクトなので非常に便利かつ、PCに移して「171101壁紙打ち合わせ」なんて名前を付けて整理して保存できる上に、頭出しもラクなので肝心な所を聞きたい時もラクかと思います、のでオススメです。まあ、音も編集可能なので裁判沙汰になったら「それって編集したんじゃないの?」なんて言われれば証拠にならないかもしれませんが、天下の大成建設が、そこまで言うことはないでしょう。どうしても、という場合は、打ち合わせ風景をビデオ録画するのがイチバン?


18時に仕事が終わってダッシュで帰宅。18:30には既に部長さんとT腰さんが来られていた。部長さんとは初対面。第一印象は……、う〜ん「部長さん」ですね(笑)。

……で、話が始まる。まずは、お詫びから……「この度は、T腰の言動がウンタラカンタラ……」と頭下げ下げで、こっちが恐縮してしまった。

そして、お次は本題なのだが、結論から言いますと既に100cm仕様で施工してしまったのだから、そのまま100cm仕様で値段を引くか、150cmにするのなら割引するので差額お願いしますとのこと。その差額だって20万くらいアップせねばならない。そこから、「なんで差額を出さなきゃならんのサ?」って感じで、こつを一家vs部長さんってカタチで喧々諤々。T腰さんはションボリとソファーの隅っこで聞いていてなんか哀れみを感じてしまった。

一応、T腰さんからいろいろな報告が部長さんに上がっていったのだろうが、部長さんの言葉に驚いた「ハウジング富山では、カーポートは100cmでオススメしています」とのこと。「へっ?だって、T腰さんからは150cm仕様ですすめているって聞きましたが……?S端さんからもそう聞きましたよ?」と反論すると、どうも、「T腰さんの」オススメが150cm仕様なのであって「ハウジング富山の」オススメは100cmなのだそうな。まあ、別にオススメはどっちがどうであろうと関係ない。問題は、150cmでお願いして、営業のT腰さんまでもがカーポートが完成するまで150cm仕様だと思っていたものをなんで差額20万も出さないといけないのかということだ。やっているウチにこんなことが分かってきた。


大成側で150cm仕様だという認識で動いていたのは、T腰さんだけで、あとの設計・工事や上層部は100cm仕様でやっていたというのだ。完全なるコミュニケーション不足。


でも、見積書と一緒に持ってきた設計図には、16本柱で図面が描かれていた。ならば、設計では150cm仕様で認識していたのではないかと思ったが、設計のソフトの都合のようで、いろいろなパーツを組み合わせて図面を作っていくのだが、12本柱のものであってもパソコン側で16本柱の図面が描かれてしまうらしい。でも、それって図面って言わないんじゃない……?


でも、そこから部長さんの言われることに驚いた。


「いや、我々『上層部』では、100cmのものという認識でおりまして……。ですから……ウンタラカンタラ」

「設計から行っている図面では16本柱でもソフトの都合でそうなって描かれているだけで、12本柱なんです。あと、実際の図面は工事部のS原が描いております」


……とのこと。つまり、下図のような感じだ。

トラブルの模式図
最近凝っている図解でございます

でも、我々にとっては、上記の点線内の大成ハウジング富山内部でのコミュニケーション不足などの問題はどうでもいいこと。上層部がどう思っていようが、こつを一家が大成と交渉できる窓口は営業T腰さんはじめ、設計Tさん、コーディネーターD嬢、工事部S原さんしかいないのだ。上層部が100cm仕様だと思っていても、我々と接する人がどういう受け止め方をするか、ということが大成ハウジング富山の受け止め方と取るしかない。そうなれば、内部でのことは内部でやっていればいいのであって、我々と接する時にどうであったかだけを論ずればいいだけのことだ。自分達に非があると認めているのになぜにこんなに言い訳するの?と思いながらもいろいろと話していく。パルコン建ててお金がないのに20万円なんて大金、どっから出てくるの?とも聞いた。簡単に用意できるお金なら自分達で保証してよ!と言おうと思ったがやめといた。

そこら辺の言い訳をいつまでも言っているのでラチがあかんと思ったが、部長さんも自分の認識が聞いていたことと違っていたことが分かったようで、後日に……ということで帰っていきました。


そして、本日、再度部長さんとT腰さんがやってきました。

さて、150cmで造り直すと言ってくるか、100cmのままでいくと言ってくるか……。答えは100cmのままで行くということでした。そして、当初76万の100cm仕様のカーポートでしたが、半分の38万円でカンベンして欲しいとのこと。我が家としては他のフローリングなどの不具合などのこともあって、タダにしてもらいたいくらいの気分であったが、端数切捨てで30万円で……と言ったが、本部へ報告するのに38万円なら2台分のカーポートを作ったということで報告できるが、30万だとどこから出てきた数字だ?ということになるやらならんやらで2台分のカーポートの値段で2台分サービスしたということでやって欲しいということだった。

納得いかない結末であるが、確かに見積書で型番を確認しなかった我々にも非があると言えよう。それで、半額で了解ということになった。

最終的な見積書と内訳書
最終的な見積書と内訳書。
ちょっとデザインが地味……?
半額になります
内訳書の最後。半額になっています

この際ということで、いろいろと部長さんに話をした。ここからは、こつをのウンチクで長くなるので忙しい人は読まない方が無難かも……。


まずは施主の立場に立って行動して欲しいということ。これは、補修工事があまりに多かったりすると、住んでいる者が落ち着かない。また、補修工事するならするで、遅くても○日までに工事しますということを教えて欲しいということ。そして、補修工事するなら、業者にもっと他の部分をキズつけるようなことはしないように監督するようにということを言った。考えてみればおかしい。家が完成するまでは養生とかしっかりやって、その後の完成展示会などは見に来たお客様に白手袋までさせて扱わせる。つまり、手垢一つ付けるなということだ。それがどうか?補修工事の業者は脚立置くにしても、脚立の下には汚いクッションのまま入ってくる。物は落とす。最初からの施主に対する気持ちがあれば白手袋で作業するくらいの慎重さが必要である。なんでそんなに雑に作業するの?

これに対しては、「定期的に下請け業者にはよくよく教育しているんですが、なかなか行き届かなくて……申し訳ありません」とのお返事。しかし、この回答は不正解。「申し訳ありません。今後二度とそういうことがないように教育します」でいいのだ。なんで「定期的に下請け業者にはよくよく教育しているんですが」などという言葉が出てくるか?これは「自分達はちゃんとやるべきことはやっているんですよ。でもね、下請けが悪いんです」ということを言って正当化しているようなものだ。でも、現にできていないのだから、そういうのは教育とは言わない。全く教育していません、と全面的に謝罪すれば済むことなのだ。

また、営業や設計、工事などの部門のコミュニケーションがうまくいっていないって分かっているなら、なぜそこを根本的に解決しようとしないのか。

……ということに対しては、「我々ではホウレンソウ(報告・連絡・相談)は、シッカリするように言っているので……」とのことだが、ホウレンソウなんて新社会人の教育でどこの会社でも言っている事。ここでもまた「我々上層部はチャンと教育しているんですよ」という、自身を正当化しようとする姿勢がアリアリと現れているが、現に出来ていないのだから教育しているとは言えない。


参考までに私の職場では、このように教えられています。


「言い訳は、自らの向上を妨げるガンである」

「理由を聞かれもしないのに出来なかった理由を言わないこと」

「理由を聞かれても、ミスを否定するようなことは、言わないこと。その時の状況と自己反省以外は、言わないこと」」

「自分のミスを責任転嫁しないこと」


いずれにしても、言い訳は自己弁護というか保身というもので、言えば言うだけ逆効果。「だって……」という理由を言いたくても迷惑をかけたりミスをしたことは事実なのだから、そこだけ全面的に謝罪すればいいのだ。でも、やっぱり……と思うが、更にこのように教えられる。


「1のことを10に言われても、1のことに問題があったことを反省してゆかねばならない」


えっ!?だって悪いのは1だけでしょ?なんで9のことも上乗せして言われなきゃならんのサ?というのも、自己の正当化の心である。自己を正当化してどうしようと言うのか?それよりも、1のことを反省して改善すれば、自己の向上につながっていく。会社なら、売り上げが伸びていく。まさに、トヨタの「カイゼン」がそれを実証しているのではないか。さらに……、


「同じ注意を受けたり、同じミスをしないように気を張ること。ミスを繰り返すのは反省が浅いのだ。痛みがないから反省が浅いのだ。痛みをともなった反省でないからカラ回りばかりしている。同じミスをくり返し、同じことを言っている。口先ばかりでその場を通りすぎてゆく者ばかり」


……とある。「同じ石で二度つまずく者は馬鹿者である」という言葉があるが、1回のミスを如何に自分のモノにするかしないかということだ。私自身としては、ミスというものは「チャンス」と思っている。全面的にお詫びして弁償するならして「高い授業料」を払えば払うだけ「もう二度とすまい」と反省できる。それが「すみません」と口先だけでやろうとするから、痛みがないので「またやっても謝ればいいや」で反省がないから、また同じ失敗をする。如何に深い反省をするか。そして、如何に言い訳や自己弁護をせずにやっていくかということをもうちょっとやってもらいたいものだ。


いろいろと言いたい事言いましたが、部長さん、T腰さん、これからもよろしゅーお願いします。こんな私でもパルコンは大好きですから……。そして、帰り際にT腰さんがボソッと言われた言葉に期待したい。


「アフターで汚名返上しますから……!」(たま〜に、汚名挽回って言う人いるんだよね〜)

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