私が東京出張ついでに池袋界隈でパルコンユーザー会に興じたその日に、１月２７日に発見した床の間の角のカビを見にハイセンスインテリアコーディネーターＤ嬢がやってこられました。このカビの件は諸問題の中でも小さい問題としておったつもりですが、１月２９日に、とやま展示場にお邪魔した折にサラリと話題に上がったのを壁紙担当のＤ嬢が敏感に反応されたのか、特に「見てください」とも言ってはいませんでしたが、「見せてください」とやってこられたのでした。

自分の職務を納得いくまで遂行する。これこそプロというもの。さすがはＤ嬢です。（実はＤ嬢も自宅がパルコンというパルコニストなのです）

そして、問題の角のカビをチェックした後にＤ嬢が何かを発見したそうだ。それは、床の間の壁の下部に広がるうっすらとした白い帯状のモノ。Ｄ嬢曰く「カビですね〜」とのこと。妙にＤ嬢と親しいというか仲良しな母も一緒になって床の間のチェックに入る。我が家の床の間を飾る「人間の実相」の掛け軸をめくったりして舐めるようにチェックです。

Ｄ嬢（左）が何かを発見した模様です

どれどれ、と掛け軸をめくる母（右）

壁紙の下に白い帯状のものが見えるだろうか？

でも、指で触っても取れないんですよね……

そうやって、我が家でも気付かなかったモノを発見して正直に言われるＤ嬢ですが、拭いてもこすっても取れる様子はない。ホントにカビなんだろうか？

私が推測するに、床の間の端から端まで等幅で帯状に広がっているので、張る前の壁紙をロール状にして保管する際に表面に出ていた部分が変色したものではないだろうか、と思うのだが如何であろうか？

何はともあれ、Ｄ嬢のこういった正直なトコロが安心できますね。「正直者はバカをみる」と言われますが、「善因善果　悪因悪果　自因自果」の因果の道理（＊）に狂いはありません。正直者は結局は得をするのです。

更に、Ｄ嬢から嬉しいプレゼントが……。新年の挨拶にとやま展示場に訪れた時にＤ嬢が「今度、こつをさん宅にケーキを持って一度お伺いしたいと思っているんですけど、なかなか行けなくて……」と仰っていた。そうやって言われた通りにケーキを持ってきてくださいました。

新年早々ですので、カビ騒動よりも前のオハナシ。……ということは、お詫びのケーキでもなければ、口封じのケーキでもない、全く純粋にイキなプレゼントなのです。う〜ん、ありがとうございます！

エラクでっかい紙袋にはいったプレゼント！

３人家族なのに中にはケーキが７個も！

我が家は３人家族なのにケーキを７個もいただいてしまいました。……って、私が東京から帰ってきて「Ｄ嬢が来られてケーキいただいたの」と見せてくれたハコには４個入っていました。更に私が食べたのは１個だけ……。シクシク……。

＊【因果の道理】……仏教の根幹である法則で「善因善果　悪因悪果　自因自果（善い行為は善い結果を引き起こし、悪い行為は悪い結果を引き起こす。自分のやった行為の結果は自分に返ってくる）」というもの。ここから、「廃悪修善（悪いことをやめて、善い事をしよう）」という教えになる。たとえ見えない所でやったことでも、善い事も悪い事も遅かれ早かれ必ず自分に結果となって表れる。